低コストなのに、なぜ高品質の家が造れるの?

外壁側のグラスファイバー型枠イメージ

一般のRC造より2〜3割安い、RCZ工法の考え方とは?

「RCZ工法」の住宅は:外側に「FRP(グラスファイバー)製 型枠」を使い、 内側の型枠に断熱材と内装仕上げボードが一体化した「特殊断熱パネル(Z 断熱パネル)」を使うことで、型枠工事を大幅に簡略化していることが特徴です。(詳しい説明はこのコラムの後半をお読みください)

そして 内側型枠として使用した「Z 断熱パネル」はコンクリートが固まった後、コンクリートと一体化された状態でそのまま剥がさずに残します。これによって仕上げまでの工程を何段階も省くことができるのです。→(下の図参照)

近年、型枠職人さんの高齢化が進み熟練工がどんどん減っている時代に、このように簡略化された工法は大幅なコストダウンとスケジュール管理の簡易化に繋がっています。

型枠の施工方法

 


 

【一般的RC工法】と【RCZ 工法】

   >>2つの施工工程を詳しく比較してみると:


【一般のRC工法】RCとはReinforced Concreteの略で鉄筋コンクリート造の略称です)

① 木製ベニヤ板の型枠を内側と外側に組み立て、その間部分に鉄筋を組む  >>  コンクリートを流し込み、固まったら内側・外側 両方のベニヤ型枠を剥がす  >> ③ 剥がしたベニヤ型枠は全て産業用廃棄物として廃棄される  >>  RC内部壁に内装工事を施こす;まずは下地材をRC壁に固定する  >> ⑤ 下地材の間を断熱材で埋める  >> ⑥ 内装仕上げ材(石膏ボードなど)を下地材にネジ留め  >>表面をテ埋め処理してからクロスや塗装仕上げして完了。

 

一般的な型枠工法:ベニヤ板を加工して型枠を作る。これは脱枠後廃材となるためエコロジー観点からも問題がある。


 

【RCZ 工法】

 RCZの為に開発されたFRP製型枠を外側に、 RCZ用 断熱パネルを内側の型枠材として使い・・・その間に鉄筋を組む  >>  コンクリートを流し込み、固まったら外側の「FRP製型枠」だけを剥がしますが … この型枠は何度でも再利用できる為、倉庫に持ち帰り保管します。(*一方、内側の「Z 断熱パネル」は固まったコンクリートと一体化したまま剥がさず残します)=この「Z 断熱パネル」の内側が内装仕上げボードになっている為、ここに壁紙や塗装処理を直接施すことができます。

☆ 従って、RCZの躯体工事はこの2工程で全て完了です!! (強度は一般のRCと同等かそれ以上です)

この様に【一般のRC工法】の場合、《 廃棄処理下地工事断熱工事内装壁工事》の施工工程に複数の業者さんを導入しなくてはならないのに比べ、【RCZ工法】の場合だとそれらの工程がない為、全ての工程を一社で賄うことができます。 

とてもシンプルで 作業が効率的、当然コストも安い上、頑強 で 断熱性能 や 遮音効果 も抜群です!!

更に再利用できる「FRP製型枠」を使用するため、ベニヤなどの廃棄処理が一切なくなり環境にとっても非常に優れたシステムです。

 

「RCZ」の現場は型枠資材が整理されていてとても綺麗です。

 


「RCZ 工法」は壁構造のため、鉄筋の施工手間が楽でコンクリートの打設がしやすいのも大きな特徴です。工程が簡単であるということはコストダウンが図れるだけでなく品質管理もしやすいのです。

RCZ工法で仕上がったコンクリートの壁は大変美しい”仕上げ目”の細かさをもっています。これは施工を担当してくださる株式会社JETの施工技術の高さにあります。RC造の場合、コンクリートの打設技術によって仕上がりの精度が大きく変わってきますので、 施工業者の選び方も重要なポイントとなります。


RCZ工法によるコンクリート打放し:グラスファイバー型枠によるため仕上げ目が細かく触ると滑らか。コンクリートの品質は施工業者の技術による部分も大きい。


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